日本点字図書館と消磁器

イレーザ、イレーサーとも言われる消磁器。
トリムの消磁器は当初、日本点字図書館からのご要望で目の見えない方のために開発されたものです。この製品は、消去を完全におこなうことでシスノイズを残さない、未記録テープの状態まで消去される消磁器となりました。 現在では、日本点字図書館をはじめ多くの福祉団体や都道府県の福祉関係で、従来機種のＣＴＥ-01やＣＴＥ-02なども含め、ご採用をいただいています。

点字図書館の悩み

一日、多いときで○○本のカセットテープをを扱う日本点字図書館の悩みは、テープを駆動させながら行う方法では時間が掛かりすぎることでした。また、貸し出しに使われるカセットテープは繰り返し利用されるため、従来のデッキを利用したときのノイズの発生は避けられないものでした。
トリムが開発した方法はテープを駆動させず、カセットごと磁場に置くものです。この方法では、15分テープ、90分テープ、どのようなものでもわずか１秒で消去できました。また、消去の度にテープを駆動しないため、テープから磁性体が脱落することもありません。

素速く、完璧に、そしてテープを痛めないトリムの方法は後継機にも受け継がれ、現在では「0.1」秒消去も実現されています。

• トリムの関連製品 CTE-02b